遼寧省で開かれた2006年中国国際人材交流大会には、ロシア、韓国、日本などから多くの学者や専門家などが出席しました。初めて遼寧を訪れた人もいれば、長期的に駐在している人もいます。そして、その誰もが遼寧省の素晴らしい環境を認めています。遼寧省は、彼ら才能を発揮できる最高のステージなのです。
アメリカ・シカゴ大学からやってきたダニエル・シャノン博士。遼寧省に馴染めはありませんでしたが、到着後一週間も立たない内に、ここの風景や人情にすっかり魅せられ、「遼寧省は初めてです。綺麗なところですね。体外開放の度合いも結構なものです。資源が豊富だし、人材も重視してくれます。美味しいものも、楽しいこともいっぱいです。ここの人は、皆親切です。素直で明らか。彼らが大好きです」と語りました。
もう一人、ロシアのトムスク大学のバロフ教授は、外国専門家として開発プロジェクトを携えやってきました。バロフ教授は、何度も検討を重ねた上で、遼寧省に来ることを決めました。ここで、パートナーを探し、長期計画で働くつもりだそうです。「遼寧省の市場環境は優れています。ここで、プロジェクトを開発すると、他の場所よりもっと注目を集められる気がします。また、ここは工業基地というメリットもありますし、潜在力もかなりあります。非常に魅力的だと思います」と評価しました。
ドイツの環境問題専門家、カリ教授は瀋陽航空工業学院ですでに2年以上働いてきました。彼は、世界でも最先端のリサイクル・危険物処理の技術を紹介してきました。パートナーと一緒に、国家クラスの実験室の建設を目指し、精一杯頑張っているところです。「ここに来た主な目的は、国際レベルの実験室の建設を援助することです。ドイツをはじめ先進国と協力して、私たちの実験室を作りたいと思います。それから、他のプロジェクトも展開させていくつもりです」と抱負を語ってくれました。
広大な市場規模、優遇政策が多くの外国人専門家をひきつけています。第10次「5ヶ年計画」(2001年?2005年)の期間中、遼寧省では、2436項目に及ぶ先進技術やプロジェクトを海外から導入しました。また、技術専門家4385人、経済専門家44000人が遼寧省に招かれたほか、20ヶ国・30以上の組織機構と協力関係を結んでいます。遼寧省は、その魅力を世界にアピールすることで、人材誘致を成功させています。外国人専門家管理局政策法規課の劉永志課長は、「今回の国際人材交流大会は、東北地方に知的資源を導入することが目的でした。遼寧省では、ここ数年対外開放を加速させており、経済が急速に発展しています。人材が豊富ですし、サービスも充実しています。だからこそ、周辺諸国の専門家たちが今回の交流大会に興味を示したのでしょう」と語りました。
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