12月11日が中国のWTO加盟5周年の日でした。12月11日、金融業の全面的な対外開放をもって、中国の各産業のWTO移行期が終わりました。中国がWTO加盟してから、対外貿易と外資直接投資額は著しく増加しました。5年の間、中国の対外貿易総額は年平均30%以上の成長率を保ち、1兆ドルの大台を突破して、世界三位となりました。同じ時期、中国のGDPは2兆ドルを超え、その内、対外貿易の経済への寄与度が20%に達しています。
以下のグラフがこの5年間の中国経済の変貌を表しています。
グラフ1 (左上)輸出額の推移(億ドル) (右上)外資直接投資額(億ドル)
(左下)輸入額の推移(億ドル) (右下)外貨準備高(億ドル)
グラフ2 (左)貿易黒字 (右)GDP成長率
グラフ3 (左上)2006年の十大輸出市場 (右上)2006年の十大輸入先
(左下)2006年、対中投資上位十カ国・地区
(右下)2006年、十大貿易パートナー
【データが物語るWTO加盟5年間の中国】
<10兆> 2002年、中国のGDP・国内総生産が10兆元を超えました。
<1000ドル> 2003年、中国の一人当たりGDPが1000ドルを超えました。
<1兆> 2004年、中国の輸出入貿易総額が1兆ドルを超えました。
<3兆> 2005年、中国の財政税収入の総額が3兆元を突破し、前年に比べ、5000億元増収し、この金額が1994年度の中国の財政税収入に相当しています。
<1000万> 2001年、中国がWTOに正式加盟後、年平均約5000億ドルの商品を輸入し、関連国・地区に1000万個の就業チャンスを創出しました。
<579.4億> 2001年、中国がWTOに正式加盟後、外国の投資家が中国から全部で579.4億ドルの利益を送金しました。また、中国はこの5年で、輸入した商品の総額が約2.4兆ドルに達しました。
<13%> 中国がWTO加盟後の5年で、世界経済への寄与率が13%に達しました。中国のGDP総額は、2001年で世界六位でしたが、2005年には、世界三位に上がりました。
<16%> WTOメンバー国では、中国が反ダンピング扱いを最も多く受けた国になりました。1995年から2005年の上期まで、世界の反ダンピング措置発動件数が全部で2743件でしたが、その内、中国商品をターゲットにした案件が434件に達し、約16%を占めています。
<20%> 中国企業の対外投資は年間20%以上の成長率で伸びています。
(12月12日付『新京報』より)
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