先月無錫市で「第三回中国人企業家科学技術刷新協力交流会」が開かれました。交流会が開催期間、タイの中華総商会の副会長を務める、劉錦庭さんは数10人の企業家を伴って、無錫に投資するための調査をしに来ました。劉さんは「私の祖先は数百年前に、タイへ行って、そこで暮らしてきました。数世代を経て、いまはいくつかの事業を起こしています。中国人として祖国を愛しています。そして、中国の発展はチャンスに満ちていて、祖国の発展の力になれたらと思います」
劉さんのように、海外にいる多くの中国人は祖国に帰って、国の経済建設に加わっています。
これについて、中国全国商工連合会の黄孟復会長はある交流会で挨拶し、「中国の発展には、世界各国にいる中国人企業家の努力と支援がなくてはなりません」と強調しています。
世界168ヶ国にいる中国人企業家は、世界で軽視できないグループです。これについてロシア商工会のアジア駐在代表クズネツォフさんは「世界各国は中国経済の急速な発展に目を見張っています。とりわけ、海外の中国人が中国経済の発展のために大きく寄与しています」と評価しました。
今回の交流会では、世界中国人商工促進会の李農合会長は「香港や、東南アジア、アメリカなどにも多くの会議が予定されていますが、私たちの促進会は無錫でのこの会議を選びました。だから、無錫をどれだけ重視しているかが分かります」と述べました。
それでは、無錫はどんなことで魅力を持っているでしょう。
無錫市の毛小平市長は「無錫市政府は、優れた発展環境の構築をずっと重視しています。2001年から、企業を設立する手続きの簡素化を図ってきました。また、投資の大きいプロジェクトを重視し、行き届いたサービスを提供しています」と述べました。
香港中国人華僑商会の蔡碧強副会長は無錫に対する印象を語ってくれました。
「香港中国人商会からは12人が来ています。その中の一部の人は前から無錫に投資しています。無錫はいいところです。政府も効率が高く、サービスがいいです」
無錫に投資した瑞年グループの関係者は無錫について「無錫は投資に適した都市です。わが社は1997年にここに投資してから、何回も追加投資をしました。市政府は活動の効率が高く、何も不便を感じません」と述べました。
世界中国人商工促進会の李農合会長は無錫市に大きなプロジェクトを起こすつもりです。これについて李会長は「なぜ無錫に来たかといいますと、まずは経済が進んでいて比較的に豊かであること、それに、ビジネスチャンスが多いことです」と述べました。
中国の億万長者として知られる施正栄さんは、無錫尚徳太陽エネルギー会社の創設者です。5年前に施さんは無錫に来て、市政府の支援の下で自らの技術で工場を設けました。次第に規模を拡大して、2005年にニューヨーク証券取引所に上場を果たしました。
無錫市は中国で経済が発展している重要な都市です。2005年のGDPは2805億元、一人当たり6万2331元で、長江デルタ地帯で上位にあります。そして、アメリカのフォッブス誌から「もっともビジネスに適した中国の街」として選ばれています。
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