今年の国慶節休みの期間中、河北省の保定市に住んでいる許さんは、感激の休暇を過ごしました。と言うのも、9月29日、許さんは韓国のあるおもちゃリースチェーン店に加盟しました。そして、新店をオープンしてからは、ブランコや滑り台など韓国の高級おもちゃは子供たちに大人気で、許さんに多くの利益をもたらしました。10月8日までに、2万元の開店資金の半分ぐらいを回収する事が出来ました。
「おもちゃのリースチェーン店で、数十元か十数元払えば、子供は色々と高級なおもちゃを楽しむことができます。親たちが子供におもちゃを買う費用を節約出来るし、子供もいつでも最新のおもちゃを楽しむことができます」、許さんは嬉しそうに語ってくれました。
中国では、90%以上の親が子供のために、教育と娯楽機能を一体化したおもちゃを買いたがっています。しかし、高級おもちゃは値段が高いため、一部の家庭にとっては高嶺の花で、なかなか負担できません。また数百元ないし数千元で高級なおもちゃを買ったとしても、しばらくすると子供に飽きられてしまいます。とてももったいないことです。おもちゃリース業の誕生は、こうした親の心配を解消するものです。
中国商務省や香港貿易発展局、ユネスコなどの統計によりますと、ここ数年、中国経済の持続的な発展や1人当たりの可処分所得の増加に伴って、中国のおもちゃ市場が大変盛んになっています。この所、中国のおもちゃ市場では、毎年の平均消費額は40%以上の伸びを見せており、2010年までに、おもちゃの年間消費額は1000億元になるだろうと見られています。
さらに今後数十年間、中国はベビーブームを迎えることになり、それによって、ますますおもちゃの消費が増えるようになります。現在、カナダなどの先進国では、資源を効果的に利用し、発泡スチロールによる白い汚染を減らすためにも、おもちゃを買うより、おもちゃのリースが提唱されています。専門家によりますと、これから、おもちゃのリース業は中国でホットな産業になるだろうと見られています。(新華ネットより 訳;劉叡琳)
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