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汪延氏、新浪ネットのCEOを辞任
   2006-06-15 10:50:10    cri
 中国の新浪ネットのCEO汪延氏は、3年の任期を終えて5月8日に辞任し、副会長に転任しました。曹国偉氏が新しいCEOに就任しました。汪延氏は今回の辞任について、「今後は家族との時間を大切にしたい」と述べていますが、業績と関係がないとも言えないようです。汪氏がCEOを担当していた3年間、彼の多角経営の理念は、多くの壁にぶつかり、彼が指導した数回の企業買収や合併はいずれも、大きな業績をもたらすことはありませんでした。

 汪延氏はすばらしい「創業の人材」だと誉め称えられています。しかし、別の角度から見ると、新浪はすでに、創業の段階から抜け出しており、業績を一段と強固にすることや持続的発展をさせることが株主たちの願いだと言えます。中国トップのポータルサイトとして、この3年間、新浪の最大の強みは依然としてコンテンツとニュースであり、汪延氏は新浪に新たなビジネス分野を付け加えることは出来ませんでした。そして広告と販売を担当し、かつ安定した業績をあげた曹国偉氏が利益を獲得する有力な手段を持って登場したのです。

  

 汪延氏は科学者を輩出する家庭に生まれ、おじいさんの汪徳昭氏は中国科学院声学研究所の創始者です。王延氏は科学研究の分野には進まなかったものの、中国でネット技術と商業化を結合する新しい産業の道を切り開きました。

 3年間のCEOとしての業績が汪延氏の新浪での仕事の全てを代表することはできません。今、34歳の汪延氏は新浪で10年間勤務してきましたが、これは、大学を卒業してから勤めた唯一の仕事場でもあります。汪延氏は今後、半分の時間をひきつづき新浪の仕事に割くと同時に、残りの半分の時間を家族や個人の興味に使うつもりだということで、彼はまもなく北京の黄砂の発生源である阿拉善に行って、環境保護事業に参加することにしています。

 汪延氏の略歴

 1972年5月、北京中関村に生まれる。

 1990年初め、フランス留学。

 1996年、フランスのパリ大学を卒業。

 1996年6月、国内初の商業的中国語ウェブサイトの一つ「利方オンライン」を創設。

 1998年12月1日、利方オンラインはアメリカの「sinanet.com」と合併し、世界規模の中国語ウェブサイト「新浪ネット」を創設。

 1999年、新浪ネット中国地区社長を担当。

 2001年6月、新浪社総裁を担当。

 2003年5月、新浪社CEOに就任、理事兼総裁。企業の発展戦略の制定や具体的な実行計画の管理の責任者に。

 2006年5月8日、新浪CEOを辞任、副会長に転任。

 (王玉華)

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