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地方から北京にやってくる"出稼ぎ者"に関する展示品を集めた「出稼ぎ労働者博物館」が北京市の朝陽区、通州区、順義区が接する皮村に建設されました。博物館の前身は、廃棄された琉璃工場で300平方メートルもあります。出稼ぎ労働者の一人、孫恒さんと有志の大学生40人余りが一緒に作りました。
博物館に入って、まず目に入ったのは、多くの写真と子供たちの絵です。北京市の出稼ぎ労働者の子供のための学校22校から、2万枚の子供の写真と彼らが描いた絵8000枚が展示されています。
出稼ぎ者の"証明書"も展示品となっています。孫恒さん自身も「暫住証」を10枚余り持っているそうです。「暫住証」は、「北京に臨時的に滞在するための証明書」で、地方から北京に来た出稼ぎ労働者は、いったん家を借りたら、その地域を管轄する派出所に登録し、「暫住証」をもらわなければなりません。博物館が所蔵する最も以前の「暫住証」は、北京で服の販売をしていた出稼ぎ労働者が寄贈した1995年のものです。このほか、健康証明書、ガードさんの服、罰金シートなどもあります。

博物館では5月1日、「出稼ぎ20年」をテーマとする展示会を行う予定です。中国では、1978年から改革開放政策を実施してきました。そして、各地の都市建設において、出稼ぎ労働者の力はなくてはならないものとなっていたのです。写真や手紙、映像、インタビュー、歌、詩、絵などで、この20年の出稼ぎ労働者の仕事ぶりや生活をみんなに知ってもらおうとしていうわけです。(文:藍暁芹 参考:新京報)
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