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チンブオ(景頗)族の「目瑙縦歌」祭り
   2008-02-09 13:51:55    cri

   

 今月7日、中国は、最も大事にされている祝日旧正月・春節を迎えます。暖かくて、にぎやかな春節を迎えたいなら、雲南省徳宏タイ族チンブオ(景頗)族自治州の隴川県で行われる祭り「目瑙縦歌」をお勧めします。祭りは、お正月の3日(西暦の2月9日)から始まり、3日間も続きます。祭りのメーンは、数万人が一緒に踊ることです。そのほか、歌合戦や民間スポーツがあります。

 「目瑙縦歌」は、チンブオ語で、「みんなが集まって踊る」という意味です。世界一の集団ダンスと言われ、国クラスの文化遺産と指定されました。

    

 目瑙縦歌にまつわる言い伝えがあります。昔々、人々は、この踊りを踊ることができません。太陽の神様とその子供たちだけできるということです。ある年、空に九つの太陽が現れたため、大地が焦がれ、人類と鳥類、野獣が死に追い込まれました。彼らは集まって、対策について話し合った結果、百鳥が太陽宮に行って太陽の神様に一日に一つだけの太陽が空に表すことを頼むことになりました。その時、太陽宮でちょうど「目瑙」という祭りが行われていました。それに参加した百鳥は、美しい踊りや歌で、太陽の神様を喜ばれました。太陽の神様は、快く百鳥の要求を満足させました。大地に戻ってきた百鳥は、香ばしくて美味しそうな果樹の前に立ちますと、気持ちよく太陽の神様の子供たちが踊った「目瑙」をまねして踊りだしました。その時、ドンドカというチンブオ族の人はちょうど通りかかって、百鳥の踊りを見かけました。それに魅了されて、また、まねをして踊りだしました。彼は、「忘れたら大変だ」と思って、木の片に踊りの動作などを刻みました。それから、「目瑙縦歌」は、チンブオ族の間、そして代々伝わってきました。今は、この祭りで豊作と無病息災を祈ります。

 ちなみに、チンブオ族の総人口は、およそ13万人です。主に、雲南省徳宏タイ族チンプオ族自治州の山間地帯に住んでいます。古代のチンプオ族は西康・チベット高原の南部で生活していました。4百年ほど前、今のところに移住しました。

 チンプオ語を話し、ローマ字を基礎とする表音文字であるチンブオ文字を使用します。

 チンプオ族のほとんどは、万物に魂があるとする原始多神教、少数の一部はキリスト教を信奉しています。 (文:藍暁芹)

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