イスラム教の暦で、12月10日は「コルバン祭」(別名:犠牲祭)の日です。それは、日本のお正月や中国の旧暦のお正月・春節と同じように、ムスリムにとって一年でもっとも大事でにぎやかな祝日です。今年は、新暦の12月20日にあたります。
中国の北西部の新疆ウィグル自治区に住む人々のうち、半分以上の1000万人余りがイスラム教の信者で、ウィグル族のほか、ホイ族やカザフ族、ウズベク族などがそうです。
この日、みんなは、モスクで礼拝をし、市場で羊を買って帰って、おいしい羊料理などを作ります。
ところで、中国の通信会社「中国ネットコム」は、2005年に、新疆の莎車県と友好関係を結びました。この貧困の県に優秀な幹部を派遣する他、資金援助を行い、県の教育事業や通信設備の建設、情報化の実現に充てています。今年は、600万元の支援金を出し、幼稚園58校を建てました。また、27万元を拠出して、この県の住民120人に無料で白内障手術を受けさせました。
コルバン祭に先立って、中国ネットコムの指導層は、地方政府の幹部とともに、貧しい家庭4000世帯を訪れ、テレビをプレゼントしました。(文:藍暁芹)
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