今晩は、ご機嫌いかがでしょうか?林涛です。
もうすぐ12月ですね。はやいもので今年も残りあと一ヶ月あまり。北京もかなり寒くなりました。皆さんのところはどうですか?
さて、先週でしたか、家内は友達から聞いたのでしょう。今、北京では牛蒡がよく売れているというので、自分も二本買ったと、その日は休みだったわたしにいいました。
「へえ?牛蒡は日本ではよく食べるけど、北京では漢方薬にするんじゃないの」と聞くと
「なんでも、体にいいんですって!あなた、ちょっと工夫してみたら?おいしいかもしれないわよ」という答えが返ってきました。仕方がないのできんぴらにしようか、味噌汁にしようかと迷いましたが、サラダにすることに決めました。もちろん、酒の肴にするためです。
1980年、日本に農業研修の通訳としていき、横浜の農家に住み込み、お手伝いとして畑で牛蒡を抜いたときのことを思い出します。大変でしたよ。ほんとに。
ま、それはいいとして、サラダにするので、まずは、きれいに洗った牛蒡をささがきにして水に放し、アク抜きしてから茹でます。そして水気をよくきっておきます。冷蔵庫に胡瓜と季節外れですが、まあまあ新鮮なトマトがあったので、胡瓜は薄切りにし、トマトは適当に薄く切っておきます。そして水気を切った牛蒡、胡瓜とトマトを入れた容器に、少しのお湯で薄めた甘味噌と煎りゴマを適量加え、箸で混ぜて器に盛って出来上がり。うまかったですよ。でも、牛蒡をあまり食べたことのない家内は一口食べて、「牛蒡って、かみにくいのね」といい、それ以上は手をつけませんでした。いいですよ。どうせ、わたしの晩酌のおかずなんですから。
まあまあでしたね。それにその夜は、千切りにした豚肉と木耳の炒め物、それに茹でた落花生をつけて、テレビでNBAの再放送を見ながら中国のお酒を飲みました。牛蒡も時にはいいものですね。
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