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(一)汾酒の紹介ー1
   2008-09-23 14:57:41    cri

 今日は、1950年代に中国の八大名酒の一つに選ばれた汾酒を簡単にご紹介しましょう。汾酒は山西省の汾陽県杏花村産のお酒で 白酒としては、古く1400年前から作られていたという有名で最も飲まれているものの一つです。で、ここ汾陽は、昔は汾州と呼ばれ、早くも南北朝の時代に"汾清"というお酒がここで造られていたそうです。昔の本「北斉書」には、北斉の武成帝高湛は、その甥である河南の康舒王である孝瑜に宛てた手紙で、わしは"汾清"を二杯飲んだ、そちも二杯飲んでみよ。うまいぞやと勧めたと書いてあります。また、唐代の詩人李白は汾陽にて友人と酒を飲み、余りうまいので飲みすぎて酔っ払ったという記載もあります、このほか、唐代や宋代以来の多くの本や詩文にも汾州の甘露堂酒、干薯ロ(さく)酒、干和酒などの酒に関する記載があり、のちの清代には汾酒は名が知られ、李汝珍はその小説「鏡花縁」で50種余りの当時のお酒を列挙し、山西の汾酒をトップにおいています。また「汾陽県誌」は、汾酒は杏花村で造られるものが最もよいと称えました。ご存知のように唐代の詩人杜牧の「清明」、つまりお墓参りという意味の詩がありますね。「清明(せいめい)の時節(じせつ)雨(あめ)紛紛(ふんぷん)、路上(ろじょう)の行人(こうじん) 魂(こん)を断(た)たんと欲す、借問(しゃもん)す 酒家(しゅか)は何(いず)れの処(ところ)に有る 牧童(ぼくどう) 遥(はる)かに指(ゆび)さす杏花(きょうか)の村」と書いています。これは、今日はお墓参りの清明節だというのに、どうしたことかこぬか雨がしきりに降っている。雨は、道行く人々の心をすっかり落ち込ませてしまった。そこで気晴らしのために、一杯引っ掛けようと思い、「酒屋はどこになるのかね?」と牧童に訪ねると、「向こうにあるよ」とはるか彼方の杏(あんず)の花咲く村を指さして教えてくれた、ということらしいですね。この詩があるので、後世は杏の花の咲く村、つまり杏花村の酒である汾酒を称え、こうして汾酒はより有名になったそうです。

お酒
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