中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
シェー族シリーズ(その六ーーシェー族資料館<中>)
   2006-07-21 11:19:49    cri

 私の姉でもあり、シェー族研究所の副所長をつとめる藍しょう梅も忘れがたい思い出があります。

 「シェー族の多くは山奥に住んでいる。ある日、その辺りに行った。道端でもう使わなくなった石臼を発見した。シェー族の人は『黄米果』というお餅を作る習慣があったが、おそらく今では行われていないと思う。その道具・石臼がただの置物となっていた。『それがほしい、売ってくれないか』と村人に聞くと、彼らは『買う人があるのか。ならば、これは、いいものだろう』と気づいてまた大事にするようになった。手に入らなかったのは残念だったが、こういうことがあって、民族の文化がきちんと保存されていくというのは、逆によかったと思う」

 いま、研究所の研究員は40人ぐらいいます。麗水学院の教員のほか、シェー族文化を研究している各地の大学の教授もいます。研究の課題は、シェー族の歴史や現状、そして発展について、シェー族の文化と地方の特色経済の関係、シェー族の教育史と現代教育、シェー族の風俗習慣、民謡や舞踊など伝統の芸術、言葉の研究などです。

 私も、シェー族の一人として、いかに民族の文化を守っていくのか、肩に負うものの重みを感じました。来週は引き続き、シェー族の話題です。シェー族を扱う専門ホームページなどを紹介する予定です。どうぞお楽しみに。

 (担当:藍暁芹)


1  2  
ガーデン
v シェー族シリーズ(その五ーーシェー族資料館<上>) 2006-07-14 15:48:36
v シェー族シリーズ(その四ーー楽しい結婚式) 2006-07-07 14:42:45
v シェー族シリーズ(その三ーー風俗習慣) 2006-06-30 16:26:24
v シェー族シリーズ(その二ーー先祖にまつわる伝説) 2006-06-23 11:31:46
v シェー族シリーズ(その一ーー分布と歴史) 2006-06-09 16:31:55
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |