月末の最後の火曜日となりました。今週の番組は、わたくし、周莉が担当しております。
毎月火曜日初放送の「中国カルチャーパワー」という番組は、毎月の最終週に、吉田さんが担当する「中国博物館」に一回休んでもらい、およそ18分の枠で、「中国カルチャーサロン」という特別企画を編成しています。
今月の中旬に、日本の群馬県文化財研究会の桑原稔会長が、日本文化の源流に関する特別講演会を行うために、北京に来られました。桑原さんは日本の古代文化にある多くの謎が、意外と中国の少数民族の風習から答えが得られることに気づき、これらはもしかして、稲作文化と一緒に日本に伝わってきたのかと考え、中日文化の比較研究に専念しています。数年前、北京外国語大学で教鞭をとったこともありますので、こちら中国国際放送局日本語部には教え子もいます。これがきっかけで、桑原さんと外大の汪玉林教授にお越しいただいて、「中国の少数民族からみた日本文化の源流」というテーマでお話しいただきました。
主に次のような話題で話は進みました。
日本では新築落成のときに、餅投げをする風習がありますが、中国雲南省の少数民族地域では、同じようなやり方が残されています。
日本では縄文時代に、女性は耳たぶに大きな穴を開けて、耳飾をする習慣がありますが、どうやって長さ数センチもあるそんな大きな穴を開けたのかが、謎です。しかし、今でも中国雲南省の奥地にはそんな女性を見かけることができます。その謎は、海を越えて解けたということです。
伊勢神宮の源流は雲南にあるのか。
などなど、面白くて興味深い話がどんどん出てきましたよ。どうぞ注意してお聴きください。
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