取材を通じて、多くのシベ(錫伯)族の友人ができました。シベ族の女性は明るく、男性はとてもユーモラスで彼らと話をすると、楽しくなります。
では、引き続き、シベ族の民謡をご紹介しましょう。「狩りの歌」、恋歌「慕うようなまなざし」と「子守唄」です。
シベ族の人たちは、昔から狩猟と漁業で、生計を立ててきました。新疆に移住したシベ族の人たちは、稲作を主とし、牧畜業も合わせて行いました。
「狩りの歌」
歌詞:
『馬に乗り、鷹を連れ、棒を手にして、狩りに出る
ウサギが疲れて犬に捕まった
馬に進ませ、追い付いたら、ウサギがふところに入る
夕日を背にして、家に帰る
ウサギの肉の野菜炒め、おいしいね
猟師の冬の楽しみは雪原での狩りだ
夜は夜学に出て、勉強するのも楽しい』
「慕うようなまなざし」
はじめて出会った時、天秤棒を担いで、黙ったまま思いを寄せている
その美しい一瞬、君の慕うようなまなざし、いつまでも僕のこころに残る
塩売りの店でまた出会った、互いに慕う気持ちは言い出せない
その美しい一瞬、君の慕うようなまなざし、いつまでも僕のこころに残る
池のほとりで、君を止めようとした。君は逃げちゃった
その美しい一瞬、君の慕うようなまなざし、いつまでも僕のこころに残る
最後に出会った時、僕の気持ちを伝えた、君は照れて何も言わずに微笑んでる
その美しい一瞬、君の慕うようなまなざし、君の気持ちを教えてくれた』
「子守唄」
歌詞:
『いい子よ、眠りなさい
いい子よ、将来、お父さんと一緒に馬に乗り、矢を射ってね。
いい子よ、眠りなさい』
(担当:藍暁芹、メールのアドレス:ran_cri@hotmail.com)
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