IOC国際五輪組織委員会は、各競技連盟や各国の負担を減らすことを目的として、1988年第93回総会で、冬季大会と夏季大会を同年開催せず、それぞれ交互開催とすることを決めました。これにより、前大会の2年後に開かれたリレハンメル大会は、歴史的な意味を持つ大会といえよう。
1952年第6回オスロ大会に続き、"ウインタースポーツ王国"のノルウェーは2度目の冬季大会主催国となった。今回のリレハンメルは人口わずか2万人の山間の町である。だが、市政府の積極的な支援もあって、大会準備は思いのほか順調に進み、8000人収容の世界トップレベルのスケートリンクを始め、各施設を新築し、大会に備えた。
大会には、67の国・地域から1739人(女子522人、男子1217人)が参加した。アルメニア、ベラルーシ、ウクライナなど11の国・地域が初出場。フリースタイルや男子ショートトラック500M・1000Mを新設され、6競技61種目が設けられた。
結果は、ロシア、ノルウェー、ドイツが金メダルランキングの上位3位を占めた。中国は、女子19人、男子8人を派遣して、スピードスケート、ショートトラック、フィギュアスケートなどに出場。張艶梅がショートトラック500Mで銀メダルを、葉喬波がスピードスケート1000Mで銅メダル、そして陳露がフィギュアスケートで銅メダルと、女子選手3人がメダル獲得を果たした。これにより、中国選手団は、メダルランキング18位に付けた。(翻訳:李軼豪)
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