弓矢の使用は、有史以前の洞窟壁画まで遡ることができます。1500年代まで狩猟と戦争の道具として使用されました。
今日のアーチェリー用具の弓は、ハンドルは軽合金製、リムはカーボンファイバー製。矢はカーボン繊維をアルミチューブにかぶせた作りで、時速240km前後という新幹線なみの速さで飛びます。正確なシューティングには、男子の場合20kgを超える引き重量をコントロールするための強靱な筋力と、プレッシャーに打ち勝つ精神力が求められます。
アーチェリーには、ターゲット、フィールド、インドアの3つの競技があり、オリンピックではターゲットが行われます。
オリンピック競技としてのアーチェリーは、1900年第2回パリ大会で正式競技になりましたが、1920年第7回アントワープ大会以降競技から外れ、1972年第20回ミュンヘン大会で復活を果たしました。団体競技が追加されたのは、1988年第24回ソウル大会からです。
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