競技の歴史:
テコンドーは韓国の伝統ある格闘技で、2000年の歴史を持つといわれている。競技は手と足を使って行われるが、特に足技は多彩。現在、157カ国、5000万人以上の人々が行う国際的なスポーツとなっている。
選手はヘッドギア、ボディープロテクターなどを装着して戦う。キックは腰から上、パンチはボディーのみで、背中への攻撃は禁止。勝敗は"得点"と"減点"の集計による方式と、ボクシングのようにKO負けとなる場合がある。
オリンピックのテコンドーは男女それぞれ体重別に4つの階級で行われる。
中国の情況:
中国のテコンドー界を支えるのは何といっても陳中であろう。2000年シドニー五輪、彼女は女子67キロ超級で、強豪を抑えて、中国初めての金メダルを獲得。4年後のアテネ大会でも、ケガに耐えながら、この種目での連覇を果した。現在も、オリンピックに向け、トレーニングを続けており、2008年は、彼女が3連覇を果たせるかが大きな関心の的となっている。
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