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No.179 キーワードチャイナ 年末特番:ネット発流行語(下)

2016-12-29 14:04:08     cri    


 洪荒之力(hónghuāngzhīlì)

 本来は地球創生期の秘められた原始的な巨大な力(エネルギー)という意味。リオ・オリンピックの時、女子100メートル背泳ぎの傅園慧選手が記者から決勝戦のために調整をしたかと聞かれ、「我已经用了洪荒之力了!」と、この言葉を使った。「全力を尽くした」という意味で、地球創造ほどの力とこの単語を使ったところがユニークで注目された。

 ※オリンピックの選手インタビューから名言が生まれるのは、中国も日本も同じ。

 套路(tàolù) はかりごと 策略

 そもそも武術用語で、攻撃や防御方法、立ち方や歩き方などで編成された一連の動作を指す。日常では、順序、やり方、パターン、慣例などを言う。

 ネット用語としては、一定のやり方で、計画を立てて、人を騙したり、人の過ちを導く策略やわななど、ネガティブな意味を持つようになった。

 ※ネット社会ではネガティブな言葉や、意味、表現の方が市民権を得やすい気がする。

 北京瘫(běijīngtān)

 「瘫」には2つの意味がある。1つは半身不随になる、中風になるという意味で、もう1つは力を抜いて座る、横になる状態を指す。「北京瘫」は英語でBeijing reposeと訳され、北京っ子の一種の力を抜いた行儀の悪い座り方を言う。

 北京出身の歌手大張偉(ウーキー・ジャン)が番組で説明したことをきっかけに広く知られるようになった。行儀が悪いのだが、束縛がなく、リラックスできるので、若者で真似する人が多い。脊椎関連の外科医は「この種の座り方がリラックスできるのは首と腰の筋肉を使わないからだ。しかし、このように長く座ると脊椎や腰椎にはよくない」と警告するほど、流行っている。

 ※都会の人ほど、わざと行儀悪くふるまう気がする。スターなどのマネをするのは古今東西変わらないが、脱力したような座り方が流行るのは、それだけ都会人にプレッシャーが多いと言うことか。言葉というよりも「座り方」が流行った。

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