8月8日は暦のうえで立秋でした。それに合わせるかのように、先週あたりから秋を思わせるような天気が続いています。朝晩などは、ずいぶん涼しくなりました。日本では残暑が厳しいと聞いていますが、こちら北京は一足先に秋がやってきそうです。
さて、涼しい北京ではありますが、来年のオリンピックの話となると、ますますヒートアップしているようです。現在、北京市内各地で、実際のオリンピック施設を利用したプレオリンピック大会が盛り上がっています。
これまでに、野球・ヨット・レスリング・ビーチバレーなどの試合が行われました。他の種目についても、来年6月まで随時行われるということです。
ところで、このプレオリンピックは、来年の本番大会のリハーサルをかねて行われています。大会ボランティアたちも本番さながら動いています。また、オリンピック期間中は大渋滞を避けるため大規模な交通規制が行われる予定です。それを受けて、先日、交通規制のリハーサルも行われました。これは、車のプレートナンバーによって交通制限をするというものです。つまり、『奇数ナンバーの車だけが走ってもいい日』と『偶数ナンバーの車だけが走ってもいい日』を設けて、走行車両数を半分に減らしたのです。
北京の人口はおよそ1700万人、車の保有台数は全部で300万台を超えています。排気ガスによる大気汚染も悩みの種です。今回のオリンピックでは、『エコオリンピック』を提唱しています。ですから、渋滞の緩和だけでなく、環境対策も大きな課題のひとつです。
今週も、リスナーからたくさんのお便りをいただきました。その中の一通をご紹介します。
東京都多摩市の加藤昇さんから:
「『中国の旅』という番組で、北京のタクシーの話がありました。以前、北京に行ったとき、タクシーを利用したことがあります。とてもよい感じで、安心感がありました。北京オリンピックのときは、多くの外国人が北京を訪れると思いますが、問題ないと思います。ただ、せめて少しでも英語が通じれば、この上ないのですが…」
今月の「日本語!大好き」のコーナーでは、中日青年交流のために尽力している、北京外国語大学日本語科3年生の芳ライさんをご紹介します。(担当:任春生)
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