中国の伝統的な祝日「中秋節」が今年もやってきます。毎年旧暦8月15日、中国人は丸い満月を鑑賞しながら、一家団欒で食事をするなどして、家庭円満を願います。この「中秋節」にかかせないのが月餅です。今年の「中秋節」は9月25日、まだ1ヶ月以上も先だと思っていたら、デパートやスーパーでは早くもこの月餅商戦が始まっています。70・80年代の月餅は、種類も少なくて、値段も安かったです。しかし、90年代、経済成長にともない人々の生活が豊かになって、月餅の種類は豊富になり、値段も高くなっています。今は、一箱(4個入り)が、150元(2550円)から600元(10200円)となっています。普段食べるお菓子と言うより、高級贈答品に変わりつつある気がします。
今週も、リスナーの皆さんから、たくさんのお便りをいただきました。その中の一通をご紹介します。東京都練馬区にお住まいの藤井智英さんからです。
「このあいだの番組で、日本では夏、花火や祭りで盛り上がるが、中国では夏を静かにおとなしく過ごすという話がありましたね。暑さが苦手な私としては、中国人の避暑法に関心がわきました。日本ではクールビズがはじまって以来、どこに行っても涼しくありません。ただ唯一、私の部屋だけが避暑地となっています」
今週のホットホット通信のコーナーでは、現在、中国で行われている中日学生会議についてお伝えします。(担当:任春生)
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