復旦大学は1905年に創設された大学で、当初の名前は復旦公学でした。1917年、復旦公学は私立復旦大学に改名し、文科、理科、商科、及び予科と中学部を設けました。1937年抗日戦争が勃発した後、大学は重慶の北碚に移転し、1941年に国立大学に改められました。1946年、大学は再び上海に戻り、1949年になって、文学、理学、法学、商学、農学の5つの学院ならびに20余りの学部を設けました。魯迅、郭沫若、鄒韜奮、老舎、竺可楨、馬寅初ら著名な学者が大学で講演を行ったり教員を務めたりしました。1980年代以降に、国家教育省と上海市の共同建設により、復旦大学は、社会科学、自然科学、技術科学、管理科学など多くの学科をもつ総合大学に発展しました。

　復旦大学はかつて、多くの学者を輩出しています。周谷城、陳望道、顔福慶、蘇歩青ら有名な学者が長年教員を担当し、復旦大学の強くて厚い学術基盤を固めました。また、談家楨、呉浩青、谷超豪ら多くの専門家は今も国内外の学術舞台で活躍しています。また、卒業生には、于右任、邵力子、陳寅恪ら多くの優れた人材がおり、国家の建設事業に卓越な貢献をしました。

　学内には哲学学院、外国語学院、マスコミ学院、法学院、経済学院、管理学院、技術科学と工程学院、生命科学学院、上海医学院、公共衛生学院、薬学院、看護学院、情報科学と工程学院、国際関係と公共事務学院、社会発展と公共政策学院、数学科学学院、ソフト学院といった合わせて17の学院と、物理学部、化学学部、高分子科学学部、環境科学と工程学部の4つの学部を設けるほか、一級学科博士学位授与課程が22、二級学科博士学位授与課程が135、修士学位授与課程が209、また博士課程修了者研究室が25室あります。（訳：玉）