中央戯劇学院は、中国教育省直轄の芸術学院で、中国の演劇芸術教育の最高学府です。また、世界で指折りの芸術学院でもあります。中国の演劇・映画・テレビ芸術教育・研究の中心であり、アジアの演劇教育・研究の中心でもあります。
中央戯劇学院は1950年4月に開校しました。学校の看板の文字は毛沢東元国家主席の直筆です。この学院の前身は、延安魯迅芸術学院、華北大学文芸学院、南京国立演劇専門学校です。著名な舞台演出家である金山氏、ディレクターの徐暁鐘氏、演劇理論・教育家の王永徳氏が院長を務めていました。
学院の「オペラ・演劇学」は国家重点学科です。校内の教育・研究機関には、演技学科、ディレクター学科、演劇文学学科、舞台デザイン学科、映画テレビ学科、芸術管理学科、基礎教学部、映画テレビ職業学院、演劇芸術研究所、国際文化交流センターなどがあります。
専攻は、演技、ディレクター、演劇映画テレビ文学、演劇映画テレビ美術デザイン、演劇学、公共事業管理、アナウンス・司会芸術などがあります。大学院生教育には、オペラ・演劇学、映画学、ラジオテレビ芸術学などがあります。
中央戯劇学院はこれまでの50数年の歴史の中で、現実主義芸術を原則とし、中国の民族芸術の美学精神を研究しながら、現代演劇の分野でも素晴らしい成果を挙げてきました。卒業生の数はおよそ1万人にのぼっています。多くの卒業生が、国内外で数々の賞を受賞して、輝かしい成果を挙げています。(翻訳:任春生)
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