新疆大学は天山の麓にある新疆ウイグル自治区の首府ウルムチ市に位置します。現在新疆で規模が最も大きく、歴史が最も長い科学研究レベルが一番高い総合大学です。また、新疆で唯一の全国的重点大学です。

　新疆大学の前身は1924年に創設された新疆ロシア語法政専門学校です。数回改名した後、1960年10月1日正式に新疆大学が成立しました。そして1962年には新疆師範学院と合併しました。

　1978年、大学は国務院に新疆唯一の全国的重点大学、2000年西部大開発の重点大学に指名されました。2000年12月30日、新疆工学院と合併して新しい新疆大学を創設しました。

　新疆大学は現在、文科、理科、工科、法学、経済、管理、歴史、哲学、芸術などの本科課程を設けています。18の学院、8つの研究所を持つほか、修士課程研究室64室、博士課程研究室5室、博士課程修了者研究室3室があります。専科、本科、修士、博士課程がそろっている教育システムを形成しています。

　大学には現在、学生4万3000人余りがいます。そのうち、本科生と専科生が2万3000人余り、研究生が1100人余り、その他の学生が1万9000人余りいます。

　新疆大学は本部、北校区、南校区の3つの校区に分かれており、建築面積は合わせて80万平方メートルに達しています。また、新疆でも一流のデジタル化図書館や教学・科学研究の施設及び学習・学術環境を持っています。

　「新疆大学全体発展戦略計画」は三段階の発展目標を確定しました。第一段階では2010年ごろまでに、教学実力を全国の先進レベルにし、中央アジア地域で重要な影響力を持つ総合大学を建設します。第二段階では2024年までに、全国でも一流の大学を建設し、いくつかの学科が国内の先進レベルに達するようにします。第三段階では、今世紀中期までに、国内はもとより国際的にも著名な研究大学を建設します。また、いくつかの学科が国内をリードし、国際的にも重要な影響力を持つようにします。（翻訳：玉華）