中国科学技術大学は中国科学院に属する総合的な大学です。1958年9月北京に創設されました。初代の学長は郭沫若氏が就任しました。

　1970年初めのころ、大学は安徽省の合肥市に移転しました。1978年以降、大学は改革を行い、全国で初めて少年クラスを創設したほか、大学院を設立しました。「第7次五ヵ年計画」と「第8次五ヵ年計画」の期間中、国による重点建設のハイレベルの人材養成や科学研究の重要な基地として著しく発展しました。

　1990年代以降は、教学と研究の改革を行いました。「211プロジェクト」第1陣の1校となり、国家知識革新プロジェクトに参加する唯一の大学でもあります。

　長年、大学は才徳兼備の人材を多く養成すると同時に、世界でも先進水準を持つ科学技術成果を収めました。

　現在、9つの学院、27の学部のほか、大学院、継続教育学院、インターネット教育学院もあります。上海、蘇州にもそれぞれ大学院を設けています。また、数学、物理学、力学、生命科学・技術の4つの分野について国家人材養成基地を有しています。

　また教師と職員が3410人余りいます。そのうち、教師は1100人、専任の研究者は330人います。中国科学院と中国工程院のアカデミーは26人、博士の指導者は538人、教授は491人、副教授は559人います。また大学では楊振寧、李政道、丁肇中、丘成桐ら世界で有名な科学者を招聘しています。

　現在、普通教育の在校生が1万9208人います。そのうち、博士研究生は2037人、修士研究生は5401人、本科生は7541人です。

　現在、学校は一流の研究大学、より強い革新能力を持つ教育・科学研究基地を目指しています。（訳：玉　字数：712）