Q:日本では、5月の大型連休のほか、年末年始休暇やお盆休みがあります。私はサービス業なので、ほかの人と同じような連休は取れませんが。そこで質問なのですが、中国の連休制度はどうなっているのでしょうか。中国では大型連休が年にどのくらいありますか。また、私のようにサービス業に携わる人々は、休みが取れますか。
A:中国の大型連休には、まず、正月休みがあります。中国は、日本と違って旧正月を祝います。年によって、正月の日が違います。新暦1月、2月の場合もあれば、遅くなって3月の場合もあります。この連休は、旧正月1日から7日までの一週間です。
その次に、新暦5月1日から7日までの大型連休です。5月1日はメーデーで、全国各地でこの日を祝います。メーデーから一週間は休日となります。さらに、10月1日から7日までの一週間が、また大型連休となっています。10月1日は国慶節です。1949年のこの日に、新中国が成立しました。この日を記念するため、10月1日を国慶節に決めました。中国では、大型連休といえばこの三つです。
大型連休になると、みんなスーパーやデパートに行って、商品を買い求めたり、また、レストランなどで外食したりする習慣があります。これらの時期は、メーカーや小売業者、飲食店にとって、大切なビジネスチャンスで、売上を伸ばすため、バーゲンセールを行ったり、営業時間を普段の12時間から15時間に伸ばしたりします。そのため、サービス業に携わる人間は、休みを取れません。その代わりに、連休が終わってから、代休として休みがもらえることになっています。(担当:任春生)
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