
Q:(北京の夕刊紙「北京晩報」を読んで)この新聞を読んで、分からない中国語も多かったのですが、見出しから内容を推測しながら読みました。中国の新聞をはじめて読んだのは、確か1976年、『人民日報』という新聞でした。今回『北京晩報』を読んで、中国が大きく変化したこと、中国で市民に目を向けた情報提供が行われるようになったことを感じました」
A:2006年6月までの統計によりますと、中国では、1926紙の新聞が出版されています。「日報」「週報」「月報」があるほか、「全国紙」「地方紙」、「スポーツ紙」「娯楽紙」など、種類もいろいろです。
世界で発行部数が最も多い「日報」100紙のうち、70%がアジアで発行されています。このうち、中国・日本・インドの「日報」が62%を占めています。また、中国の新聞発行部数は世界発行部数の14.5%を占めています。毎日、中国で数億部の新聞が印刷されていることになります。

インターネットがここ10年間で迅速に普及してきている中で、中国で新聞を購読する人は少なくなっています。若い人は、インターネットで、ニュースを読むことに慣れています。また、2・3年前から、携帯電話でも、ニュースを閲覧できるようになりました。こうした時代の流れの中で、大手新聞社は自らのニュースウェブサイトを開設したり、通信会社と連携してコンテンツを提供したりして、新しい発展モデルを模索しています。(担当:任春生)
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