4月8日、北京大学日本人留学生会と北京外交学院時事研究会の共催による「第三回日中青年交流会」が北京で開催されました。北京大学と外交学院を初め、北京の各大学の中国人大学生と日本人留学生及び北京で働いている日本人の若者ら計100人が参加しました。交流会のテーマは「年軽一代、共創未来」(未来をともに切り開くため、若者の果たすべき役割)で、参加者は中日の相互理解及び円滑なコミュニケーションの進め方などについて、二ヶ国語を交えて、活発な議論が行われました。このほか、両国の学生による歌や日本舞踊、漫才も披露されました。交流会が終了する前、両国学生による日中文化交流促進のための提案が発表されました。なお、日本国大使館の井出敬二公使や北京大学、外交学院及びメディア関係者も出席しました。
交流会の組織者の一人で、一回目の交流会から関わっている北京大学国際関係学院三年生の加藤嘉一さんは、企画のきっかけは「より多くの中国人と日本人学生が面と向かい合って交流できる場を作る」ことにあり、「日中交流の面白さと意義をより多くの人に知ってもらい、考えてもらいたい」と抱負を語りました。
中国人学生の参加者には、日本語専攻コース以外の参加者が多く集まったことが注目されます。北京師範大学英語専攻の唐改ナさんは昨年に続き、2回目の参加となります。「昨年の参加がきっかけで、日本に興味を持つようになり、さっそく日本語の勉強を始めた」と、コミュニケーションがもたらした成果を語ってくれました。
また、交流会で司会を勤めた上智大学留学生の王里佳さんは、参加者の笑顔に深い印象を持ったと言い、「交流会は小さな世界の縮図だと思う。皆がこうやって将来的にもいろんな場で笑い合えたら、もっと良い世界が築ける」と感想を述べました。
関係者の話では、日中青年交流会は来年も引き続き規模を拡大して開催していくということです。(取材、写真:王小燕)
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