この時期、日本では年度替わりということもあって、多くの日本人が中国へ留学にやってきます。こうした日本人留学生たちを対象に17日夜、「新入生歓迎会」が北京市内のレストランで行われました。
この春から北京で留学生活を始める日本人およそ150人、そして、各大学の関係者や大使館関係者などが多数参加しました。歓迎会では、海外での生活に関するアドバイス、例えば、病気になったらどうすればいいかとか、マンションを借りるにはどうすればいいかとか、北京在住の日本人が新留学生に向けてスピーチを行いました。後は、北京で活動しているバスケットボール部や野球部などのサークルも勧誘を行っていました。中国に来たばかりの留学生にとって、こうした話は非常に役に立ちます。一部の新留学生たちは、聞きながらメモを取っていました。そして、中国人学生も、自分たちとの交流を呼びかけるために来場していました。皆さんにとって、いい出会いの場になっていました。「新入生歓迎会」を通じて、友達を見つけている人もかなりいて、会場には、友好的でにぎやかな雰囲気が漂っていました。
今回の歓迎会を主催したのは、「中国日本人留学生会ネットワーク」で、通称「RX1」です。留学生たちが互いに助け合って、何かあったら連絡網として機能するような組織があってもいいのではないかということで、結成されました。2003年SARSがが流行した際、日本大使館のから、各大学に日本人会を作ってほしいという。現在、RX1は、主に北京外国語大学・北京語言大学・北京師範大学の日本人会が中心となっています。今回の「新入生歓迎会」のために、RX1の先輩会員たちが各大学から提供してもらった新入生名簿をもとに、チラシなどを配り歩いたそうです。RX1の責任者によりますと、今後も引き続き、このような新入生歓迎会を行っていくつもりです。
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