3月29日、中国国際放送局が企画した「2007年春夏秋冬ネット対話」の"春季"対話が行なわれました。今回は、「日本人と中国人、どう付き合えばよいか」をテーマとして、北京と東京を結んで行なわれました。
1時間にわたるネット対話で、日本側の法政大学の福田雅彦教授、日本に長年住んでいるフォト・ジャーナリストの于前さん、中国側の日本語月刊誌「人民中国」の編集長、王衆一さん。そして、2003年に北京に留学して以来、北京を拠点に、通訳として活躍している田中奈美さんの4人が議論を交わしました。
このネット対話は、同時通訳が配置されており、中国国際放送局の中国語ホームページ、北京地域のFM放送90.5では、それぞれ文字と音声により、生中継されました。中国国際放送局の中国語ホームページと日本語ホームページのアクセス数は、ネット放送中、延べ13万1449回を数え、これまでの一時間内のアクセス数の新記録を作りました。ネット利用者のうち、51.2%は、中国大陸で、27.2%は日本、11.2%が香港と台湾、8.3%がオーストラリアとアメリカ、1.6%の人は、その他の国や地域からということが分かりました。
ネット対話の中継中、多くのネット使用者は、ホームページから、書き込みをしました。中国国際放送局の長年のリスナーである大井直行さんは「中国の温家宝首相の4月の日本訪問をこころから歓迎する。日本国民は、温首相の訪日を期待している。去年安倍晋三首相の訪中は、中日関係の新しいスタートとなり、今後、両国は、かつてなかったハイレベルな友好交流を行っていくだろう」としています。
中国のネット使用者である"凝香"さんは、書き込みで、「この前、ネットで偶然日本人と友達になった。その後いろいろ話し合ってみたが、彼は、私にいろんなことを教えてくれた。ネットで付き合う時間が長くなると、相手は日本人だと感じられなくなり、ただの友達で、真実を語れる友達になった」とのメッセージを残しました。
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