Q：旧正月もおわりましたが、スタッフのみなさんはいかがお過ごしですか。私の住んでいる茨城県では、水戸市で梅祭りがはじまりました。週末になると、大勢の観光客が訪れています。ちなみに、茨城県の県の花も梅なんですよ。

　A：実は、中国人も梅が大好きです。古代の詩人たちはよく、梅の美しさを詩にあらわしました。例えば、北宋の詩人王安石が「梅花」という詩を作りました。

　（墻の角なる数枝の梅、寒さを凌ぎて独り自ら開く。遥かに知るこれ雪ならずと、暗香の来るあるが為なり）"。つまり、「梅の香りがふわっと漂ってくる。遠くに見えるのは、雪ではなくて、梅の花だよ」という意味です。

　梅など美しい花を詠った詩は、中国に多く残されています。そして、花に関する祭りも多く行われます。その中で、一番有名なのは毎年4月と5月に行われるボタン祭りです。山東省・荷澤市と河南省・洛陽のボタン祭りがよく知られ、毎年、国内外の観光客が多く訪れるそうです。あと１ヶ月もすれば今年もボタン祭りが開催されるようですが、その間、中国旅行の予定のある方は荷澤市と河南省へ行ってみたらいかがでしょう。

　それから、日本の影響を受けて、ここ数年、中国人も桜の花見へ行くようになっています。まもなく桜の季節ですから、みんな楽しみにしています。