26日付けの西日本新聞によると、長崎市で開かれている長崎ランタンフェスティバルの人気イベント「媽祖(まそ)行列」が25日、市中心部であり、華やかな中国服を着た出演者たちが魔よけの爆竹を響かせながら市街地を練り歩いたという。
媽祖行列は、江戸時代に唐船で入港した乗組員たちが、中国に伝わる航海安全の女神「媽祖神」の像を船からみこしに乗せ、出港するまで安置するために唐寺へ運んだ行事。2000年から「長崎ネットワーク市民の会」が参加者を募り、中国の旧正月を祝う同フェスティバルで再現している。
行列は同市の孔子廟を出発し、湊公園で媽祖神を船からみこしに移す上陸の場面を再現。眼鏡橋では魔よけ役の直庫が踊りを披露し、興福寺へ媽祖神を安置した。
媽祖行列は3月4日にもあるという。
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