紀伊國屋書店は2月22日、中国清代に編纂された『康煕字典』(こうきじてん)をDVD‐ROM版で刊行いたしました。
『康煕字典』は中国の清代に編纂され、今日に至るまで最も権威があるとされてきた字典です。日本の漢和辞典にも大きな影響を与え、現在でも戸籍に人名を記載する際参照されるなど、漢字の規範として扱われています。
本DVD-ROMは、江戸時代に翻刻され日本で標準として使われてきた「安永本」、中国での決定版とされる「道光版」について新発見の「異版」の2種類の版を全ページ画像で収録するとともに、全テキストがデータ化されているため、親字(4万7千字)の検索だけでなく、『康煕字典』本文そのものの全文検索を行うこともできる画期的な製品です。
企画構想から6年の歳月をかけて完成した本DVD-ROMは、漢字・国語・国文学・中国語・中国史・中国文学の研究者はもちろん、大学図書館、全国自治体の戸籍窓口にも必備のツールです。
『康煕字典DVD-ROM for WindowsXP,2000』 (2007年2月22日発売)
監修:文字鏡研究会
発行:紀伊國屋書店
開発・製作:株式会社エーアイ・ネット
価格29,400円(本体28,000+税)
|