日本の国際協力銀行はこのほど、寧夏回族自治区の2都市の水環境総合整備事業への円借款に関する覚書に正式に調印した。これで事前準備作業が終わり、審査と認可の手続きに入る。
これは総事業費約13億元にのぼる2005年度円借款利用事業で、84億3000万円の円借款を申請した。これは人民元で約6億6000万元に相当し、総事業費の50%を占める。借款の期間は30ー40年で、据え置き期間は10年で、金利は0・75ー1・5%となっている。
借款は銀川市と石嘴山市の給排水システムの建設と水再生事業に重点的に使用される。銀川市では主に第5、7、8浄水場給水施設の建設と拡張を行い、給水能力を高める。また第5汚水処理場を建設し、汚水処理レベルを高める。石嘴山市では主に都市の給水施設、第3汚水処理場とその水処理施設を建設する。完成すると、両市の給排水能力、給水率と汚水処理率は大幅に向上する。
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