
東京都北区日中友好協会は4日、北区王子小学校で中国の旧暦のお正月に合わせて春節餃子パーティーを行いました。
これには、北区日中友好協会の方々や市民の方々、それに北区在住の中国人合わせて150人ほどが参加しました。
会場の正面には日中両国の国旗が掲げられ、周りには祝賀春節などといった春節をお祝いするめでたい言葉を書いた紙が張られ、春節のムードが漂っていました。
この日、朝早くから駆けつけてきた日中両国の人々は楽しく話し合いながら、野菜などを切り、メリケン粉をこねて餃子を作りました。団結は力なり、その言葉の通りあっという間に150人分の餃子を作り上げました。
日本に来て14年目を迎えた王晶さんは「毎年のように北区日中友好協会主催の春節餃子祝賀会に参加させていただいています。ここで沢山の古い友人と会い、新しい友達を作ることができ異国にいる感じがまったくありません。こんな機会を作ってくれた北区日中友好協会に感謝しています。また、日本の方々もこの活動を通じて中国のお正月の様子を思い出すことでしょう。海外や国内の中国人の皆さん、新年おめでとうございます」と話しました。

お母さんと一緒に餃子パーティーに参加した北区落合第二小学校4年生の董佳(王へんに兪)ちゃんは「初めて春節餃子パーティーに参加しとても嬉しいです。中国の小さなお友達、新年おめでとうございます。新しい年にいい成績を収められるよう祈ります」と言いました。
畦田和弘さんは日本のある証券会社で中国関係の仕事をしています。畦田さんは「やはりこんなに沢山の中国人が来まして、私も中国が好きですごくたのしいかんじがします。私は会社員で中国関係の仕事をしています。昔中国の湖南省で留学したことがあります。沢山の中国人がきましてこのように一緒に餃子を食べるって本当にいい感じがしますね」と話してくれました。

東京都北区日中友好協会事務局長の丸山隆司さんは協会の設立や春節餃子パーティの由来について話してくれました。「北区日中友好協会は今年で創立27年目になります。この春節餃子パーティが始めてから17年目になります。去年約130名参加していただき、今年は多分150名は越えていると思います。年々増えてきています。嬉しいことには、中国の皆さん、若い方も参加してくれていることです。今年は多分始めての方は半分ぐらい。毎回入れ替わって参加していますから、こういう友好の輪が広がっていると思います。きっかけは私はたまたま不動産産業で、18年前に中国残留孤児のご家族の部屋の世話をしたことがあります。そのときにお正月で、お祝いをするので是非お食事を食べに来て下さいとご招待を受けました。そのときに初めて中国では旧正月でお祝いするんだと言うことが分かりまして、次の年からそのご家族をお願いして、この春節餃子パーティをやることについての餃子作りのリーダシップをとってもらうことで、会が始まりました。ですから、あれから数えて17年目になります。」
東京都北区日中友好協会の主催による春節餃子パーティについてお話しました。
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