四、 京都北京放送を聞く会の原点と希望
1978年8月、反覇権条項明記の日中平和友好条約が日中両国政府の間で締結されました。翌9月15日、第五回北京放送中国語講座夏季スクーリングの成功と日中平和友好条約の締結の二重の喜びの中で、「北京放送を聞く会京都支部」が発足しました。北京放送を常に聴取していて、この放送の日中友好の発展に寄与している役割を高く評価し、マスメディアの運動活用と聴取者の拡大やその組織化の重要性を認識していた同志協会員十名が核となり、組織活動のスタートを切りました。結成会議には東京本部より代表幹事柘植粂次郎氏が来京して臨席されました。初代支部長に日中友好協会(正統)京都府本部の副理事長兼事務局長の私が就任しました。この会の目的として、「中国を正しく知り、日中友好を促進するために、会員間の連携と交流、情報の交換、北京放送局への連絡などを行う。」(会則第三条)を掲げ、次の活動を行いました。
・ 北京放送を聞く集会の開催
・ 常設中国語講座の設立と運営
・ 中国人留学生との交流
・ 中国事情の紹介、政治、経済、文化
・ 北京放送聴取者拡大のための活動
・ 日中友好協会(正統)京都府本部との連携
京都支部は熱意ある会員たちを中心に地道ではあるが、着実に活動を進め、常に日中友好協会(正統)京都府本部との連携を密にし、京都府における日中友好運動の中で一定の地歩を固め、日中両国人民の相互理解と友好交流の促進のため貢献してきました。
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