Q:ニイハオ!早いもので今年もあとわずか。忘年会に大掃除、クリスマスと、何かと気ぜわしい時期ですが、貴局の放送を聞いて、リラックスするよう心がけております。師走の北京はいかがですか。さて、先日、ある番組で新疆ウイグル自治区の天山北道・天山南道を走る鉄道を紹介しておりましたが、天山山脈の雄大さや、沿線に住むウイグル族の生活や文化、民族舞踊をあますところなく感じることができました。中国というと、北京と上海といった大都市に注目しがちなのですが、この番組を通して、中国の新たな魅力を感じました。いつか行ってみたいです。
A:新疆ウイグル自治区には、主にウイグル族が集まって住んでいます。ウイグル族は中国北方の古い民族です。「ウイグル」はその自称であり、「団結」或いは「連合」という意味があります。ウイグル族の人口は700万以上で、新疆の主要な民族となっています。ウイグル族は新疆のいたるところに分布していますが、その大部分は天山以南のカシュガル、ホータン、及びアクスなどに居住しています。ウイグル族には自己の言語と文字があります。さて、天山山脈について書いてくださいましたが、それはとても雄大で美しい山脈です。天山が新疆を南北に分割しており、南部にはタリム盆地、北部にはジュンガル盆地が広がっています。習慣的に天山以南を南疆、天山以北を北疆と呼んでいます。南疆と北疆では、文化・習慣などが違っていますが、いずれも美しいところです。タリム盆地は中国国内最大の盆地で、天山山脈とクンルン山脈の中間に位置します。タリム盆地の中部にあるタクラマカン砂漠は国内最大、世界第2の流動砂漠です。天山山脈の周辺にはオアシスがいっぱいあって美しい自然景観をつくりだしています。
実は、北京放送でも「新疆シリーズ」という特別番組を数ヶ月にわたってお送りしました。その番組で紹介した内容については、私たちのホームページで現在も掲載されています。
(アドレスはhttps://japanese.cri.cn/81/2005/09/27/Zt1@49428.htm)
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