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「中国留日同窓会」訪日団の同行取材記
   2006-11-10 16:11:03    cri

「中国留日学人懇談会」に出席した中国留日同窓会訪日代表団(東京工業大学にて)

 「中国留日同窓会」は、日本に留学したことのある中国人、あるいは日本で業務研修を受けたことのある中国人が結成している組織です。今年は、中国人が初めて日本へ留学して110周年にあたる年。110周年記念行事の一環として、10月末、留日同窓会は代表団を結成し日本を訪問しました。

 訪日期間は1週間。日本国内の中国人留学生組織や、中国人留学生の受け入れを行っている日本の大学を訪問したほか、中国人の日本留学に関するフォーラムにも参加するなど、とても充実した日程でした。その中で一番印象深かったのは、何と言っても、最近の中国人留学生の日本語レベルの高さです。実は6年前にも日本へ行ったことがありますが、当時と比べると留学生の日本語レベルがグッと上がっている印象を受けました。その原因はいろいろ考えられますが、いちばん大きいのは、中国が真の意味で国際化社会に入ったことだと思います。実は、今回の訪問先のひとつが早稲田大学でしたが、そこでたまたま2人の中国人留学生に会いました。彼らは2年生と3年生でしたが、ほとんどネイティブのような日本語をしゃべっていて、本当にびっくりしました。聞けば、そのうちのひとりは、両親の仕事の関係で、中学から高校までの3年間日本で生活したことがあり、帰国後も日本文化に興味を持って、自分で情報を入手して勉強していたそうです。日本と中国の距離が、以前と比べると格段に近くなっていますから、現在は情報も入りやすいです。いまの学生が非常にうらやましいと思いました。

「21世紀フォーラム」で挨拶する康本健守さ

 中日の教育交流に尽力している方々のお話も、非常に興味深かったです。110年という歴史は、様々な方の努力の賜物だなと、今回改めて考えさせられました。特に印象深かったのは、康本健守さんという方です。父親の遺志を継いで、教育交流に尽力されている方です。実は康本さんのお父さん・亀範さんは韓国ご出身です。亀範さんは18歳の時日本に渡り、言葉と文化の壁を乗り越え不動産会社を興しました。そんなお父さんを見て育った健守さんは、80年代後半香港で事業を興し成功を収めました。その後、健守さんは「社会からいただいたものは、きちんと社会に還元しなさい」というお父さんの教えを守り、昨年9月、香港中文大学に1億香港ドルを寄付しました。お父さんの亀範さんは若者の教育に熱心な方だったそうで、健守さんも教育分野に関心を持っていました。それが、仕事の関係でアジア・オセアニア各国をまわっているうち、インターナショナルな物の考え方がいかに大切か改めて感じ、ぜひ各国の相互理解のために尽力したいと寄付を決意したということです。

 

康本健守さんに中国の水墨画を贈呈する中国留日同窓会の于隷群副会長

 康本さんは今年4月、父親から受け継いだ株式会社の資産をもとに「かめのり財団」を設立しました。この「かめのり財団」は、アジア・オセアニア諸国の相互理解の推進を目指し、高校生などの交換留学援助、日本語・中国語教育への助成などを行っています。異国文化の相互体験を推し進めていくうえで、何か役に立てればということです。これから具体的にどのように事業展開していくか、「中国留日同窓会」をはじめとする関係機構と一緒に検討していらっしゃるとか。康本さんの思いに、私も非常に感服しました。

 このように、1週間という短い期間でしたが、中国人の日本留学の歴史を振り返りながら、康本さんのような国際交流に尽力している方にもお会いでき、充実した訪日となりました。

通信
v 鉱石学者の豊遥秋さん 中日両国の鉱石分野での更なる交流を期待 2006-11-03 21:02:07
v 友好都市間の交流がさらに広まっていくことを期待 2006-10-26 17:58:48
v 第一回中日大学生ネット対話 成功に終わる 2006-10-19 16:47:01
v 太極拳で民間交流を促進 2006-10-13 16:57:42
v ホットホット通信  2006-10-05 13:10:59
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