10月16日、北京時間午後2時。中国国際放送局1階のスタジオに、北京市内の大学に通う5人の大学生が集いました。中国国際放送局主催の「第1回中日大学生ネット対話」に参加するためです。
今回集まってくれたのは、大学で日本語を専攻している学生です。今回は、東京の大学生たちと会話するという企画だったのですが、彼らは通訳なしで、日本語で会話にチャレンジしていました。それに対して、東京側は、早稲田大学や東京外国語大学などから7名の学生が参加してくれました。北京と東京、2つの会場をインターネット回線でつないで、「ネット対話」を行いました。
両国の大学生はそれぞれの大学生活から話し始めました。大学のカリキュラムについて、日本語を専攻している中国人学生は、1年生の時から4年間、みっちり日本語や日本文化に関する授業を受けると話していました。一方で、東京のある大学生は、自分の専攻以外の分野でも興味のある授業を受けられるという話をしていました。
それから、大学生活といえば、勉強も大事ですが、やっぱりサークル活動を頑張っている大学生も多いようです。どんなサークルに参加しているのか、活動内容はどんなものか、お互いのようすを話し合っていました。大学生にとって、サークル活動は非常に有意義なもので、自分の能力を高めるだけでなく、多くの友達を作ることができるのが、何よりの財産でしょう。
また、恋愛も彼らが興味を持っている話題です。対話も中盤に入って、お互い打ち解けると、チラホラそんな話題が出始めました。彼氏や彼女がいるのか、どうやって出会ったのか・・・いろいろ質問が飛んでいました。特に、参加者のなかに、趣味がひとり旅だという大学生がいて、「旅先でドラマチックな恋に落ちたことはあるか」という話題にはみんな興味津々のようすでした。
さて、中国と日本ということで、両国関係に関する議論も交わされました。基本的に、お互いに対するイメージは、比較的良いようです。特に、中国側の学生はみんな日本語を専攻しているとあって、なかには日本へ行ったことのある学生も何人かいました。自分の目で日本を見て、どんなことを感じたか、という話題には、みんな食い入るように聞き入っていました。
最終的に大学生たちは、「両国の交流は、サッカーや卓球など、いろいろな分野で草の根の交流から少しずつやっていくべきだ」という意見で対話を締めくくりました。
当日は2時間という限られた時間しかなく、まだまだ話はつきないといった感じでした。しかし、短い時間ながら、お互いの国のことを理解するいい機会になったのではないかと思います。
実は、第2回、第3回・・・と続けていこうという意見も出ています。また、今回は大学生でしたが、いろんな世代の方に登場してもらえたら、もっともっと両国の対話が広がっていくと思います。中国国際放送局では、こうした企画を今後も検討していますので、ぜひ楽しみにしてください。
当日の模様は、中国国際放送局のHPで視聴することができます。アドレスは、http://jp.cri.cnです。
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