北京中心部、建国門の東側にある国際大廈B棟にある日本国際交流基金北京事務所。その多目的ホールで、毎月第2金曜日の午後、「日本語サロン」という活動が行われています。
「北京外国語大学や北京大学など比較的大規模な大学で日本語を学ぶ学生は日本人の先生や留学生と交流するチャンスに恵まれている。しかしそれ以外の大学や専門学校、自分で勉強している人にも、もっと日本語を使って交流する機会を提供したいという思いから、この活動を続けています。」(吉田よしみ・日本国際交流基金北京事務所日本人専門家)
主催者のこんな思いに応え、毎回の日本語サロンには、日本語を学ぶ大学生だけではなく、日本語に興味をもつ一般の社会人も積極的に参加しています。活動には、北京在住の日本人教師や留学生なども訪れ、一緒に趣味や日常生活などのことについて、自由におしゃべりします。
「とってもよかったです。大勢の人が参加していて賑やかですね。この活動を通じて、日本のいろいろなことを知ることができます。」(曲観海・中国人学生)
「日本語サロンに来るのは4回目です。いつも先生と友達と一緒に来ています。普段、人と話す機会がないから、ここで、皆さんと話ができてとても楽しかったです。」(ウカ・中国人学生)
「中国人の日本語学習者たちは、普通に学校で日本語を勉強しているだけでは、なかなか日本人と出会うことがないので、日本人の考えていることとか、本当の日本というのはなかなか見えないですね。このようなサロンで、日本語の先生だけでなく、留学生や社会人の方など、いろいろな人と話をすると、いろいろな日本が見えます。」(竹下・日本人教師)
2時間に渡って行われる日本語サロンでは、おしゃべりが一段落をしたら、今度はクイズ大会が行われます。日本の地理や歴史、ことわざ、様々な日本事情に関するクイズを出して、参加者が答えます。これによって、日本に関する多くの知識を得ることができます。
例えば、以下のようなクイズがあります。
1日本のディズニーランドがある都道府県は、どっちでしょうか?
A:東京都 B:千葉県
2「あの人は石頭だ」の中の「石頭」は、どんな人を言いますか?
A:頑固 B:努力
会場は、皆さんの楽しそうな笑い声が絶えません。今後も中日の交流の架け橋となるこのような活動が数多く行われればと思います。
日時:毎月第2金曜日 14:00ー
場所:独立行政法人国際交流基金北京事務所 「多功能庁」(多目的ホール)
(北京市建国門外大街19号 国際大廈B座 8階)
地下鉄「建国門」駅 B出口(東北口)から 徒歩5分
連絡先:(010) 6500ー6523, 6500ー6524
写真の説明:
1、参加者たちは、毎回来たら、まず自分のニックネームを紙に書いて名札をつけます。
2、3、クイズ合戦を楽しむ参加者
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