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北寧inチャイナ2ー同僚の先生の実家に行くの巻・下篇(東世香)
   2006-03-09 16:17:41    cri
 さて、秋は農民にとって一番忙しい時期。のんびりばかりはしていられません。中秋節の翌日、先生のお母さんたちと一緒に野良仕事をしました。50m×50mの土地に育ったトウキビを一気に刈り取る仕事です。トウキビは2m以上あり、その茎を釜で一つ一つ切っていきます。6人で刈って刈って刈りまくりました。釜を持つのも、トウキビを近くで見るのも初めての体験。なかなか上手くできません。お母さんは65歳ですが、どんどん刈っていきます。全く休みません。最初はおもしろがっていた私は途中でバテてしまい、腰は痛いし、手にマメはできる。3時間刈りつづけ、横たわるトウキビを前に皆でナシを食べました。風が気持ちよかった。私にとって本当にいい機会でした。(左の写真:これは町の中心にある、「鼓楼」です。)

 中国では都市部と農村部の格差がどんどん大きくなっています。農村の人たちは生活を支えるために町に出て、工事や力仕事のアルバイトをしたり、レンガを売ったり、副収入を得ています。私がお世話になった家でもお父さんが午前5時ごろ、豚を売りに出かけました。親戚のお兄さんは午前3時半にレンガを安く買いに出かけました。みんな生活のために一生懸命頑張っています。家族の笑顔はとても素敵で、冗談ばっかり言い、底抜けに明るいです。お母さんが昔の話をしてくれました。昔はもっと貧しくて、家を泥で造っていたそうです。電気、蝋燭もなく、草の油を燃やしていたそうです。

 今の私は何と物に恵まれているんだろうと思いました。お母さんや皆の器の広さ、心の温かさは、そんな苦労を乗り越えたからこそあるんだろうなと思いました。また、大切なことを教えてもらいました。私も苦労をして、もっと人の気持ちや苦労が分かる温かい人になりたい。力不足ではありますが、国や民族という垣根を越え、対話を重ね、友好のために平和のために、自分らしく活動していきたいと思います。

遼寧省・北寧市高級中学;日本語教師

「人民網日本語版」

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