このように、相互理解に強いのは何といっても、じかに心に訴える文芸作品です。巨大な経済効果までもだらしだ韓流ブームも、きっかけは感動的なドラマでした。文化交流のルートは、国家。民間団体。個人とございまずが、国家といえばいま皆様お聞きのこの北京放送がそうで、スタッフ?同中国事情紹介に頑張っております。今後とも末永く聞いて、広めて下さるようお願い致します。民間団体では、日中文化交流協会が、日本文化界の著名人を会員として、新中国誕生の直後から活動をはじめ、困難校中を少人数で大きな実績を挙げておられます。その?方で気になるのは、中日民間の文化交流が、今、韓国に比べて遅れをとっていることです。この点、私たち中国側がもっと努力すべきだと感じています。
昨年の暮、韓国ソウルに『中国文化センター]がオープンしたそうで、地上 6階地下1階のビルには図書館もあり、文化活動・語学教育・情報提供なども行って、中国文化の普及と友好促進を図るというすばらしい施設です。これはアジアでは最初、世界では六つ目で、民間の交流をより経常的に深く進めていけますから、日本にも出来るよう期待したいですね。 「政治は冷え、経済は熱い」という中日関係の現状の中で、文化交流を熱く盛り上げていくのは、何といっても両国の?般民衆です。真の相互理解には、直接の交流に勝るものはございません。昨年の人の往来は40万人を超えたといいます。両国の人々が様々なルートから交流を深めていけるよう切に願っています。
周恩来総理は中日国交回復の際 「水を飲町時、井戸を掘った人を忘れない」と言われました。私が異国日本で、多少とも中日文化交流の仕事ができましたのは、一重に皆様の温かいご支援のお陰です。一年前には、日本文化振興会より『社会文化功労賃』まで頂きました。古稀を過ぎて第一線を退いた身ですが、これからも可能な範囲で、文化交流に関わっていきたいと願っています。
最後に、日本の友人の皆様に支えられて、今日までやってこられたことに、今?度感謝しつつわたしの話を終わります。謝謝!
|