初級編 「酸湯魚」(500gの魚+鍋で15元くらい。皆さんでどうぞ) 辛さ度:2
貴州省を代表する少数民族である苗族の料理です。そのスープの味はタイ料理のトムヤンクンを思わせるところがあり、ほのかな酸味が食欲をそそります。スープは紅酸と白酸の2種類から選べ、紅酸は発酵させたトマト、白酸は発酵させたもち米などから作られていてどちらも美味。魚はずばり川魚まるごと一匹ですが(小さい魚数匹の場合もある)、それ以外にもたっぷりの野菜を自由にいれ、皆で鍋を囲んで和気藹々としながら食べます。
中級編 「腸旺面」(2・5元)辛さ度3
中国といえばラーメン、と思われている方も多いでしょう。もちろん、日本のラーメンは中国から伝わってきたものなのですが…どうも、こちらのラーメンは日本のそれと麺が違い、「あれ?」と思った人も多いとか。ところが!ここ貴陽には日本のラーメンを髣髴とさせるラーメンがあるのです。貴陽の名物料理「腸旺面」の麺はシコシコとした縮れ麺で、本当に美味しい。スープは企業秘密だそうですが、恐らく豚骨スープ。そこにラー油がたっぷり入って、真っ赤な色をしています。あっさりしているのにコクがあり、辛さでピリピリしつつもまろやかです。「美味しかった!」と満足しても、何日かたつと「また食べたい」と思ってしまう…この味ははっきりいってクセになります。麺の他にはホルモン系?こてっちゃん、血の煮こごり、絞り粕を揚げたもの?など、不思議なものが入っていますが、その他に煮卵、骨まで柔らかい煮豚などを追加で乗せることもできます。好き嫌いがあるかもしれませんが、この「腸旺面」の虜になるのに時間はかかりません。私も大学の近くの人気店(14時頃には売り切れ御免となります)足繁く通っております。
「人民網日本語版」
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