ここ数年、中国の経済・社会発展、すなむち、中国が世界の政治・経済の本流の中に組み入れられて、世界の先進的文化を取り入れるとともに世界の発展を促進して行くという趨勢がいよいよ明らかになってきました。中国はもはや特殊な分かりにくい国ではなく、世界の常識でも理解できるような国になってきたという認識が。日本社会の中でも徐々に定着して来たように思います。けれども。中国の国際社会における地位の向上に従い、心が動揺してきた日本人が現れてきました。そのような人のために、私ほこれからも引き続き日本でマスコミを通じて発言し、また著作や論文で中国の本質、中国の大きな流れを紹介し、合は和を保ち、別は双方の傷を増すばかりであると提言していきたいと思います。
この20年間、最初は留学生の形で来た人々でも今や次々と日本の大学研究機関に入っているので、今の日本の大学に勤務する中国人の教授と助教授の数は合わせて700人以上に上っています。これからはさらに増えるだろうと思います。2003年に、私たち?部の学者は 「日本華人教授会議」を設立し、?同は研究活動を通じて日大社会の中での中国人全体のイメージアツプを実践して行くとともに、日中の相互理解のための架け橋となり、また両国の相互理解のために何をすべきか両国に様々な提案、提言をしていきたいと考えております。私自身も、その中で微力ながらそのようなささやかな架け橋の一本の橋桁、一枚の板になって行くことができればと思っています。
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