中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
翔飛中国v感想文(続き)
   2005-09-02 15:27:11    cri
横田 ○○ (慶応義塾大学 法律学科 一年 )

Friendly Forever

 私は翔飛中国の旅で得たものは、はかり知れません。全てふが新鮮な体験でした。中国語しか話さない環境で2週間を過ごし、自然と中国に対する興味や関心が広がりました。多くのことを知りますが、中でも、日本と中国で、共通の漢字を使うのにもかかわらず、その字体の変化の経緯は遂であることに驚き、故宮や承徳で清の時代の歴史の面白さ、深さを感じました。そうした舞台に立っていることに興奮も覚えるほどでした。

 またスタッフの劉さんや、ガイドの陳さんとお話しているうちに、1つの史実でも(例えば8ヶ国連合群について)国によって認識が異っていることにも驚き、常にあらゆる立場に立って物事を見なければならないことを痛感し、教えられるほどです。

 中国での買物は実に楽しく、値下げ交渉の際、店員との会話を思う存分楽しみ、安い買物に大喜びしました。私は安い値段で物が買えることに有項点になっていた、と言わねばならないでしょう。しかし改めて考えると、それだけの安い収入で生きていかねばならないという彼らの裏の現状があることを私は見落としていました。洗髪、マッサージを1時間以上かけてやってもらい、ただの10元しか支払わなくてよかったときがあったのですが、そのような少ない収入でも、店員の方々は笑顔でした。

 中国の発展は目まぐるしいものの、まだまだ少ない収入で辛いと思いをして、生活をしている人々も大勢いるのです。それに比べ旅行気分で来ている私の身分は何と気楽なものなのだろうと恥ずかしくなりました。貧しい人々がいる現実うを目のあたりにし、同じアジア人として、皆がより経済的に幸せになるべきだと切に思います。

 また、Free time の公共汽車の中で、1人の老人と出会い、ほとんど喋ることのできない中国語で、少しばかり会話をしたのですが、別れ際に彼は私達に優しい笑顔を向け"中日両国一衣帯水、要世世代代友好下去、Friendly Forever"とささやいたのです。彼は何十年もの間、中国であらゆることを経験し、日本に対しても良い感情を抱いてはいない年代であるはずです。それにもかかわらず、私達若者に訴えるまなざしは真剣でした。心の底から、日中友好を願っていることが伝わり、思わず涙がこぼれ落ちました。

 私はこのような経験を繰り返す中で、日本と中国でお互いに助けあってよりよい関係を築きあげてゆきたいと願うようになりました。同じアジアとして"一衣帯水"であるのが当然ではありませんか。また、近年国全体が自身を失いつつありますが、そうあるのではなく、アジア全体の為にも、胸をはっていられる国であるべきだとも思いました。中国語を勉強している私達は、その一翼を担っているといっても過言ではないはずです。

 中国の人々と信頼し合える関係を築く為にも、中国の多くを知り原地の人々と対等に会話を重ねる努力は必要不可欠でしょう。よって、私はこれからも中国語、その他の勉強を怠ることは決してしまいと、心に誓いました。

 最後に、スタッフの洪蕾さん、劉さん、李さん、橋本さん、石さん、お世話になりました。常に私達のことを気遣い、楽しい旅を提供してくれました。十四人もこの参加者を管理することは相当な苦労があったことでしょう。それでも優しく冷静に接して下さったこと、心から感謝しています。スタッフの皆さんとお知り合いになれたことが、今回の旅での一番の喜びです。ありがとうございました。

http://www.japan-china.org/info/display.asp?doc_ID=621

日本人から見た中国
v 中国留学感想(翔飛中国) 2005-08-24 14:25:34
v 翔飛中国v感想文 2月5日B&Cコース 2005-08-19 18:49:45
v 学生との交流を終えて 2005-08-08 10:52:58
v 『夏休み 日本語の授業お手伝いボランティア旅行』に参加して 2005-08-01 13:53:16
v 進才中学校との交流会を経て 正直な所感 2005-07-22 13:24:30
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |