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『夏休み 日本語の授業お手伝いボランティア旅行』に参加して
   2005-08-01 13:53:16    cri

 今回の日中文通クラブの企画を知り、一般のツアー旅行にはない現地の人々の触れ合いを期待して参加した。太平洋を丸2日かけて渡る船旅も魅力の1つであった。

 今、2週間の旅を終えた実感は、当初の期待を上回る「よかった」である。

1.子どもたちの輝く瞳と心やさしさ

 この旅の目的は、日本語を学ぶ中国の子どもたちとの交流であった。図們の日本語養成センターを振り出しに、いくつかの中高校を訪ねたが、私は子どもたちの輝く瞳の中にある学習意欲と授業中、私語1つなく先生を見つめる姿に深く感動した。また、琿春の街を案内してくれた琿春第二中学の子どもたちが、道を横切ろうとする私の手を引いて、私の安全を守ろうとする姿に胸が熱くなった。なんとすばらしい子どもたちなのだろう。儒教発祥の地である中国に、その教えが脈々と生きているのだろうか。今は決して豊かではないが、中国がすばらしい国に発展していく予感を感じると共に、子どもたちの中に教育の原点を見たと思った。日本もしっかり学ぶべきものを中国は持っている。

2.錆びた刀の反省

 私は今回の学校訪問の中で、子どもたちに合計3回の授業をする機会を与えられた。教職を退いて3年目になる私は、まさに錆びた刀を抜いて悪戦苦闘してしまった。子どもたちの日本語能力、興味、関心を把握しないままのぶっつけ本番の授業であり、「輝く瞳」の期待にどれだけ応えられたの誠に自信がない。教えたと言うよりも、むしろ子どもたちに協力してもらったように思う。限られた10数分間の授業は焦点を1つに絞るべきだった。再び参加するときには、今回の反省を踏まえて、子どもたちの輝く瞳と興味、関心に応えられる授業をしてやりたいと思う。

3.若い力の素晴らしさ

 今まで外国語として日本語を選択してきた中高校が、ここにきて英語に切り替えつつあるという。この傾向は、今後益々進むものと思われる。日本としては淋しい現実であるが、世界の共通語としての地位を占めつつある英語のこと、仕方のない一面がある。日本の経済力とアメリカの経済力の違いを反映していることも事実である。今後、この傾向に歯止めをかけ、再び日本に関心を引き戻すためには、1で述べた教育の原点から出発する人づくりと、若い人たちの能力を駆使した経済の復興、そして古い文化の伝統を大切にし、新しい文化を育てていく国づくりから出発しなければならないと思う。

 今回参加した若い人たちの人柄とその能力はすばらしかった。このような若者に期待しつつ、私たち年配者の微力を役立てていければと願っている。

4.参加者同士の交流

 今回の参加者は、藤井会長さんを含めて18名であった。その構成は、若者と退職後の年配者という集団であった。若者の魅力は3で述べたとおりだが、私のように退職後に参加した人たちの生き方、考え方に触れたのも大きな収穫であった。

 それは船の旅、列車の旅、バスの旅、交流の時間は十分に保障された環境があったからできたことであろう。心から感謝したい。

 日中文通クラブは、言葉を通しての日中間の相互理解と友好関係の推進を基本としながら活動を展開されている。今回参加して、その意義の深さを知り、今後の益々の発展を期待したいと思います。

                                 長井 朝彦 

http://www3.ocn.ne.jp/~buntsuu/2002natsu2hankansoubun.htm

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