国連のグテーレス事務総長は13日、米国が英、仏と合同でシリアの軍事施設に対し攻撃を行った数時間後に声明を発表し、国連安保理のすべてのメンバーが冷静を保って、情勢をエスカレートさせ、シリア人民に被害をもたらすいかなる行為をも避けるよう呼びかけました。

　グテーレス事務総長はこの中で「米、英、仏の対シリア空爆の報道に注目している。平和と安全の問題においてこそ、『国連憲章』と国際法に基づいて行動する義務がある。安保理は、国際平和と安全に主要な責任を担う」として、安保理のメンバーが一丸となって、この責任を履行するよう呼びかけました。

　さらに「いかなる化学兵器の使用も憎むべきものでその苦しみは恐ろしい」と述べ、「シリアの化学兵器使用に関する効果的な責任追及のメカニズム確立で、安保理が合意していないことに失望を感じると重ねて示してきた。安保理はその責任を担い、この空白を埋めるよう求めていく」と表明しました。（Mou、星）