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4月5日は中国では清明節と呼ばれ、先祖のお墓に参り、民族の英雄や烈士たちを偲ぶ大切な祝日です。中国の最高指導者として、習近平総書記は曾て国家の英雄や民族の烈士に言及した際、「将来性ある民族には英雄が欠かせない。前途ある国には先駆者が欠かせない」と述べています。今日のニュースでは、偉大なる数多くの先人に思いを寄せ、習総書記がこれまで過去の英雄と烈士に語りかけてきた言葉を皆さんと一緒に振り返ってみたいと思います。
2014年7月7日午前、北京市郊外の盧溝橋の近くにある宛平城では、厳かな雰囲気のなか、習総書記をはじめとする党と国の指導者らと各界の代表1000人以上が、全民族による抗日戦争勃発77周年の記念式典に集いました。習総書記はその席上、「民族の存亡にかかわる偉大なる闘いの中、多くの中国人が民族の独立のために命を捧げた。中には、北京市密雲県に住む鄧玉芬女史のように、ご主人と5人の子供を戦場に送り、その全員が戦場で命を落とした方もいた」と一人のごく普通の母親に言及しました。
こうした国家と民族のために命を捧げた英雄と烈士を偲ぶため、中国は国家立法の形式を通じて、9月の3日、30日、そして12月13日の三つの日を烈士追悼の国家記念日に定め、英雄と烈士への思いを国家の制度として定めています。
また、習総書記は2014年の新年のテレビ演説の中で、「この一年、我々は中国人民抗日戦争勝利記念日、烈士記念日、南京大虐殺犠牲者国家追悼日を法的に確立し、盛大な活動を行った。時代がどう変わろうとも、国家のため、民族のため、平和のために尊い命を捧げた人々の犠牲と奉仕を、我々は永遠に心に刻んでいくことだろう」と述べました。
習総書記による英雄と烈士たちを追悼する足跡は、山東省臨沂市、江西省井岡山市、安徽省金寨市、山西省呂梁市など、中国の至る所に残されています。革命根拠地を訪れるたび、習総書記は現地の英雄と烈士の記念施設に花を手向け、烈士の遺族を見舞い、烈士たちの物語を伝えています。そして、外遊日程中においても、習総書記は何度となく海外で犠牲となった中国の烈士たちに追悼の思いを捧げてきました。
また、中国共産党創立95周年の記念大会で、習総書記は「信ずるものがあれば、死を恐れることはない。共産党員として、偉大な理想への忠心があれば、理想の光、信念の光が消えることはない。我々は烈士たちの遺志を深く心に刻み、彼らが血を流し、命を捧げて追い求めた偉大な理想を忘れてはならない」と党員代表らに力強く訴えかけました。
祈りを捧げることは、よりよい未来へ歩みを進めるためのものであり、厳かな記念活動は初心を忘れず、歴史を心に刻み、過去の経験と教訓から現在を見つめるためのものでもあります。中でも、習総書記が烈士たちを偲ぶ言葉には、民族の未来への希望が満ち溢れ、中華民族の偉大な復興を図る中国の夢の実現に向けた揺るぎない自信が溢れています。2015年9月2日、習総書記は中国人民抗日戦争勝利70周年記念勲章の授与式で、「今日、中国では、日々目まぐるしい変化が起こっており、歴史上の如何なる時期よりも、中華民族の偉大な復興という目標に近づいている。我々の目標を実現するには、英雄が必要であり、英雄の精神が必要となる。我々は、中華民族と中国人民のためにすべてを捧げた英雄たちを永遠に心に刻み、英雄を尊び、英雄の名誉を守り、英雄に学び、英雄に思いを寄せながら、心を一つにして、『二つの百年の奮闘目標』を実現させ、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現にむけて奮闘努力していこうではないか」と呼びかけました。この言葉は、今も我々を鼓舞してやみません。
今日の中国では、英雄と烈士を守り伝える法的制度がより健全化され、新しく策定された民法総則にも、英雄と烈士の権益を守る内容が盛り込まれ、『英雄烈士保護法(草案)』も全国人民代表大会常務委員会に提出され審議されています。英雄を尊び、先人と烈士の名誉を守り伝えていく思いは、今法律という形でこの国に根付こうとしています。(Lin、む)
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