習近平国家主席は29日北京で、中国を訪問中のナミビアのガインゴブ大統領と会談を行いました。習主席はその席上、「中国とアフリカは、親密な運命共同体であり、協力互恵の利益共同体だ」として、中国側として引き続き、正確な価値観と真心をこめた誠意に基づく対アフリカ政策の理念を堅持し、中国の発展とアフリカの発展への助力を緊密に結びつけ、協力ウィンウィンと共同発展の実現を目指していきたいとの考えを示しました。

　習主席はまた、「現在、中国は中国共産党第19回党大会で定められた新たな目標に向けて、中国の特色ある社会主義現代化強国の建設に懸命に取り組んでいる。一方のナミビアも、工業化と現代化プロセスの加速化を進め、国家の経済的自立と貧困撲滅を目標とする第2次革命の実現に努めている」と指摘し、中国側はナミビアと共に両国の各分野における互恵協力を深め、両国の人々により多くの福祉をもたらすことに取り組んでいきたいとしました。

　ガインゴブ大統領は、「ナミビアは対中関係を高く重視している。双方はインフラ施設や人的資源、文化、教育および人的交流などの分野における協力を強めるべきだ。これらの分野の交流と協力は、改めて両国の関係発展の重要性を実証している」と述べました。

　両首脳はまた、中国とナミビアの全面的な戦略的協力パートナー関係を樹立することで一致しました。（洋、謙）