中国とロシアが、国連安全保障理事会のメンバー国に対し、朝鮮半島問題の政治解決をめぐる報道機関向けの議長声明草案を配布したとの報道について、外務省の陸慷報道官は16日、それが事実であることを認めると共に、「最近、朝鮮半島情勢にポジティブな変化が見られたことから、安保理はそれにあわせる形で対話と交渉を支持するなどのポジティブなシグナルを発信して行くべきだ」との考えを示しました。

　この報道機関向け議長声明草案の内容について、陸報道官は「半島情勢に見られるポジティブな変化を認め、朝韓関係における緊張緩和を支持し、米朝の対話に向けた動きを歓迎した上で、半島の非核化及び平和と安定といった目標の維持や、6カ国協議を支持する態度を強調するものとなっている」と明らかにしました。（ミン・イヒョウ　む）