米メディアは26日、国務院の情報を引用し、「国務院で朝鮮政策の特別代表を担当してきたジョセフ・ユン氏が個人的な理由で辞任した」と報じました。

　報道によりますと、米国務院のティラーソン報道官は声明を発表し、ジョセフ・ユン氏の辞任に遺憾の意を示したということです。声明はまた、「朝鮮が半島の非核化について、信用できる対話の開催を約束するまで、『限界的な』圧力をかけるといった外交努力は継続していく」と示しました。

　このほど朝鮮が、米との対話再開に意欲を示すなど、朝鮮半島情勢は緩和しつつあります。そのため、この時期のユン氏の辞任は広く注目されています。米の報道機関は関係筋の話として辞任について「朝鮮との対話を主張してきたベテラン外交家のジョセフ・ユン氏は、朝鮮に実施してきた強硬な言動や、トランプ政権の政策決定層における外交家の弱い立場に対して不満があった」と分析しています。（朱　星）