ロシアのラブロフ外相は21日、セルビアを訪問した際に、「アメリカがセルビアとコソボの対話に介入する場合、セルビア側からの要請さえあれば、ロシア側は傍観するわけにはいかない」との考えを示しました。

　ラブロフ外相は当日、セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領と会談した後の記者会見で、「ロシアとセルビアとのパートナーシップに追加条件は何もない。ロシア側はセルビアのEU加盟に関する進展を歓迎しており、軍事的に中立的なセルビアの立場はバルカン半島の安定のための重要な要素の一つだと考えている」とした上で、「EU側は措置を講じてセルビアの信頼を回復する必要がある。それでこそ、セルビアとコソボの対話における斡旋的な役割を果たすことができる」と述べました。（hj　謙）